フリーターで資格もスキルもない20代で年収150万円…
人生詰んだと途中で何度も思いましたが、僕は結果として年収800万円まで上げることができました。
どうやってここまで年収を上げることができたのか、その理由について書いていきます。
最後に年収を上げるためにできることも書いていますので、20代で年収を上げたいと考えている人や外資系に興味がある人はぜひ参考にしてみて下さい。
経歴と年収の変化
まずは僕の経歴と年収、業種を簡単に時系列で紹介します。
高校卒業後に大学へ入学しましたが、1年で中退しました。
- 18歳 フリーター生活:年収200万~300万円(販売サービス)
- 22歳 正社員で就職するも2年で退職:年収350万円(不動産賃貸)
- 24歳 起業するも失敗:年収200万円(不動産賃貸)
- 27歳 派遣社員として3年勤務:年収400万円(メーカー)
- 28歳 異業界に移るため再びフリーター:年収150万円(宿泊サービス)
- 29歳 外資系に正社員で就職:年収500万円(宿泊サービス)
- 33歳 給与アップ年収750万円+副業50万円で年収800万円
スキルや資格はない
20代で外資系に就職出来るなんて、特別なスキルや資格があるのでは?と思った人もいますよね。
ところが、特にありません。
将来のことも真剣に考えていなかったので、資格やスキルアップもこれまでしてきませんでした。
持っている資格といえば、普通自動車免許くらいです。
スキルも色々な仕事を転々としてきて、同じ会社で4年以上働いたことがありません。
専門的なスキルも身についていません。
外資系に就職できた理由は、求める人材とのマッチング
僕の場合、外資系といってもアジア系です。
ただ、社長は元々アメリカに留学経験がありました。
またヨーロッパで仕事をしていたこともあって、仕事の考え方や進め方はバリバリの外資系です。
求める人材とマッチした
高卒フリーターで資格もスキルもない僕が外資系に転職できた理由は、
ドンピシャで求めている人材とマッチングしたからです。 運やタイミングもあったと思います。
28歳のときにメーカーから宿泊サービス業に業種を変えようと思い、フリーターとして約1年間ほど田舎のペンションで働いていました。
元々、自分で事業を立ち上げようかと考えていたのですが、家庭の事情などがあって都内で働く必要が出てきたのです。
正社員になって安定しないとヤバいということで、仕事を探し始めたんですね。
そこで転職エージェンに登録して、タイミング良く現在の求人を紹介して頂けました。
ちょうどアジア系の会社が日本で新しく事業(宿泊サービス業)を立ち上げるとのこと。
求人の最低条件としては、こちらの3つでした。
- 社長とコミュニケーションが取れること
- 宿泊サービス業の経験があること
- マネジメント経験があること
英語と中国語を前の会社で使っていたこともあって、日常会話レベルのヒアリングだけは何とか出来ました。
他は、宿泊サービス業の経験もフリーターで1年間やってきたのでクリア。
起業した経験でマネジメント経験もクリア。
という具合で、中身の実績は別として条件は全てクリアしていることになります。
最終的に面接を2回しましたが、採用された理由として人柄や性格もある程度あったのだと思います。
入社してからも、社長との関係はとても良好で相性があったのでしょう。
こちらの記事に、外資系企業に転職する方法をまとめています。
平均年収を上げるためにしたこと
年収も最初から800万円だったわけではなくて、4年目にしてようやく達成出来ました。
年収を上げるためにしたことを書いておきます。
実績を出した
外資系企業の評価は、実績による影響も大きいのが現実です。
これも運が良くて、ちょうどインバウンドの需要拡大の流れにのったタイミングだったので、集客もスムーズに出来て売上も伸ばすことが出来ました。
コストダウンも考えて、仕入先との価格交渉から補助金の調査、申請などを積極的に行いました。
給料交渉をした
内定が決まって働き始める前、年に1~2回は給料交渉をしてきました。
これも自分の実績や会社の状況などをみてタイミングを計って、自らプレゼンしました。
全ての交渉が上手くいった訳ではありませんが、やはり日本の企業とは違いますよね。
とにかく会社に奉仕した
最初の2年間くらいは、必死で働きました。
補助金などを利用したり、趣味の節約ノウハウを駆使して経費を削減したりと会社に利益を出しました。
新規事業の立ち上げ以外にも、会社のやっている他の仕事も積極的に手伝いました。
何でも屋になったわけです。
海外からの工場見学ツアーのアポイントからアテンド、投資家向け不動産視察ツアー、日中貿易関係の調査や手続きなど、全く知らないことも苦労しながら何とかやってきました。
自分よりも経営者を勝たせてあげられるように振る舞うことが大切です。
経営者との信頼関係
今の会社の経営者は、元々知り合いだったわけでもなくて就職してから始めて出会いました。
社長は日本語もほぼ話せないので、色々と苦労したことはあります。
業務以外の日本での生活で困ったことがあったり相談を受ける時にも全力で対応しました。
経営者から見ると、こいつに頼めばとりあえず解決出来る。と思うようになるわけです。
そういった信頼性を積み上げていくことによって収入アップにつながりました。
経営者目線の考え方
もしも、自分が社長だったら自発的に仕事をしてくれる社員を採用したいですよね。
僕は27歳で起業をしました。一般的なサラリーマンとして会社で働いていると、どうしても受け身の考え方になってしまいます。
日本の教育システムがそういう構造になっている以上、仕方ありません。
この考え方を変えるためには、自分で事業を始めることが一番です。
簡単に出来るようなせどりや転売から始めても良いです。
自分で始めることによって、経営者の視点で考えられるようになります。
ビジネスを自分でやることはそれだけ収入も比例していくわけですから、どうすればより多くの利益が得られるのか?と考えますよね。
ただ、もし上手くいかなったり実績がなくてもそう問題はありません。
その考え方が身につくだけでも十分です。
会社員として働く時に、自ら色々と考えて仕事を進めることによって周りからの印象も変わります。
切磋琢磨しあえる仲間
切磋琢磨しあえる新しい人間関係が出来たのもここ5年くらいの間です。
最近では少し不安も感じますが、とても居心地が良くて一生付き合っていく仲間だなと感じます。
こうした仲間は、自ら変えようとしなくても年収が上がれば自然と変わります。
つきあう仲間が変われば、そこでの会話の内容も変わってきます。
新しい考え方や自分と違う考え方など参考になりますし、ポジティブになることが増えます。
年収の高い仕事に就職するには
まずは、1万人に1人の人材になることから始めましょう。
1万人に1人の人材になる
例えば、宿泊業の経験がある人はめちゃめちゃ多いですよね。
仮にめちゃめちゃ頑張って、100人に1人の優秀な人材になれたとします。
業界にもよりますが、それだけでは年収もそこまで大幅に上がりません。
そこで、他のスキルと組み合わせます。
英語をめちゃめちゃ勉強してビジネスレベルまで話せますというスキルを習得したとします。
宿泊業の経験に加えて英語も話せる人となると、1万人に1人の人材になるわけです。
宿泊業で100人に1人 ✕ 英語で100人に1人 = 10,000人に1人
ここで、ある程度年収は上げることは出来ます。
さらに、もう一つのスキル(宿泊×英語×マネジメント)を加えて3つを組み合わせられるようになると、100万人に1人の人材になります。
この割合は、オリンピックで金メダルを取れるようなものです。
希少性が高ければ高いほど、それだけ年収も上がります。
スキルといっても、何をすれば良いのか分からない人も多いと思います。
どんなことが得意なのかを見つけることがポイントで、これには自己分析が一番オススメです。
最後に
- 高卒だと応募するのも恥ずかしい
- 資格やスキルもないから無理だ
- 年齢的にも未経験から転職は諦めよう
と思っている人も多いと思いますが、人生何があるか分かりません。
1年後の自分に何が起こっているかなんて誰も分かりません。
運も実力のうちです!
どうせ仕事をするなら、自分のやりたいことをしたほうが人生楽しいですよね。
ただ最後に伝えたいこととして、宝くじは買わなければ当たらない。と言われるように、
何事も行動に移さないと変わらないということです。