高卒からの転職は厳しい?後悔しないために抑えておくべきポイント

「高卒からの転職は厳しい」というのはよく耳にする言葉です。学歴が低いことで内定をもらえず、職種や給与も思うように決まらないなどの問題があります。

しかし、それでも諦めずに転職活動を続ける方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、未経験や学歴が低くても転職に成功するために抑えておくべきポイントを紹介します。転職活動を有利に進めるためのアドバイスを参考に、後悔のない転職を実現しましょう。

学歴差別や応募資格のハードルが高い

高卒の方が転職をする場合、学歴差別や応募資格のハードルが高いことが挙げられます。

まず、学歴差別についてですが、多くの企業が大卒以上を求める傾向にあります。同じ職種であっても、大卒の方に優先的に採用されることも珍しくありません。

応募資格のハードルが高いことも、高卒転職において大きな障害となります。求人募集の条件に「大卒以上」といった表記が多いため、高卒の方が応募資格を満たさない場合が多く、応募すること自体が難しい状況です。

経験不足やスキル不足の問題

経験不足やスキル不足という問題もあります。多くの企業は募集条件として「○○年以上の経験があること」「○○の資格を持っていること」などの条件を提示しています。条件に合致しない場合、採用の可能性も低くなります。

また、高卒者が大学や専門学校に進学せずに就職した場合、同じ年数働いたとしても、大卒者に比べてスキル面での差が出てしまうことがあります。大卒者には大学で学んだ専門的な知識やスキルがあり、それを生かした仕事に就ける可能性が高くなります。

応募者の就業先離れが多いという誤解

高卒の方が転職する際に、採用担当者からは「早期離職する可能性が高い」という印象を持たれることがあります。しかし、実際にはこのような誤解が存在するだけであり、高卒の方が離職する割合が高いわけではありません。

実際に高卒の方が就業先を転々とするケースが多いという誤解もありますが、近年では企業側も定着率の向上を図るため、研修制度や福利厚生の充実など、社員の定着を促す施策を実施する企業も増えています。

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高卒からの就職活動できついと感じた体験談

僕が初めて就職活動をしたのは、22歳の時に高卒フリーターで生活している中で、彼女が出来て結婚を考え始めたのがきっかけです。結婚を前提に相手の親へ認めてもらうために挨拶へ行きました。

もちろん許可はもらえず反対されて、諦めずに何度も通いましたが、それでもやはり賛成は得られません。そこで初めて就職を考え始たのです。

まずはエントリーシートの「エ」の字も知らない中で、履歴書と職務経歴書を書きました。元々アルバイトとして不動産会社で働いていたこともあったので、不動産業界の売買をする仕事で探すことに。

数社をピックアップして応募しましたが、結果はもちろん惨敗。大手ならまだしも、中小企業でも書類審査すら通りません。

なんとか就職するために、今度は希望する職種を、不動産の中でも賃貸仲介のジャンルに変更しました。お部屋探しの手伝いですね。

そこでようやく初めての就職が出来たわけですが、今思うと後悔することが多いです。

理由としては、主に5つあります。

  • 給料が上がりにくい
  • 人の入れ替えが激しい
  • 歩合制で収入が安定しない
  • ボーナスや退職金はほぼなし
  • 上司からのプレッシャーがきつい

不動産賃貸仲介でも特にフランチャイズの会社で働いている人って若い人が多いんですね。20代前半~30代前半が多いので、平均年齢も30歳くらいだと思います。

長く働いている人は少なくて、やめていく人の方が多いのが現状。結局、僕みたいな高卒フリーターで何の資格もスキルもない人が入れる会社って厳しいところが多いんですよね。

歩合制だから実績を上げれば上げるほど給料も高くなるという単純で浅はかな考えでした。ずっとこの会社で働くのはきついということで、約2年働いて退職しました。

勝ち組になるために起業するも失敗

そこで次に昔からの友達に声を掛けられて、一緒に不動産賃貸会社で起業しました。

何の実績や資格もない高卒フリーターだった僕が勝ち組になるには起業するしかないという考えです。

結果はというと…またも失敗です。

この間に色々な苦労を経験。バイトをしながら、その日暮らしの生活を送っていました。

  • 全財産合わせて30円
  • クレカが使えなくなる
  • 高い利息でお金借りる

もう人生やり直したいと何度も思いましたよ。

ただ、20代での起業経験はとても貴重でその後の人生にも大きな影響を与えてくれたことも事実です。

そして、違う業界に入って普通にサラリーマンとして働こうと決心して、海外の中国へ半年間の語学留学へ行きます。正直、一回現実から逃亡したくなったという気持ちもありました。

日本人の少ない場所を選んで、日本人とも遊ばないように意識して日本語を使わない環境を徹底しました。

27歳で転職の厳しさを知る

帰国してから、中国語を使える仕事に絞って就職活動を始めました。

当然ながら半年間の期間でビジネスレベルのスキルは身につきません。それでも、一般的な人よりも努力したこともあって2~3年くらいの濃い内容になったと思います。

ここで改めて転職の厳しさを感じました。

10社以上の会社に応募しましたが、ひとつも書類審査が通りません。

年齢も中途半端でスキルも資格もないので当然といえば当然です。これを22歳の時にやっていれば良かったとすごい後悔しました。

どうにかこうにかして違う業種に転職したかったので、エージェントの担当者とも相談して仕方なく派遣社員として中小企業のメーカーで働くことにしました。

ただし、海外営業ではないので、中国語は使わない日本の国内営業として働き始めたのです。

高卒フリーターからの転職は厳しい

今となっては、結果として負け組ではなくなったと言えますが、 ただここまで来るのに20代で相当つらいことや厳しいことを経験してきました。

全て経験したことを後悔しているとは思いませんが、今考えると遠回りだったし、無駄なことばかりです。

最後にまとめると、僕のように何のスキルや資格もない人が正社員として別の業界へ転職することは、本当に厳しいです。

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