就職活動や転職活動をしていると、色々な問題や悩みが出てきますよね。
- なかなか内定が貰えない…
- 書類選考でいつも落ちてしまう
- どこの会社が良いのか分からない…
- 時間がなくて転職活動が進まない
- そもそも自分には何の仕事が合っている？
時間もかかるし面倒くさいから早く新しい仕事を見つけたい！といって適当に探してみたら、
いざ入社してみるとブラック企業だった・・・なんてことは避けたいですよね。
そんな失敗をしないためにも就職・転職活動をするときには、転職エージェントの活用を一番におすすめします。
理由は、無料で転職の専門であるプロに相談出来るからです。
そこで今回は「転職エージェントがなぜ一番良いのか、メリットとデメリット」について詳しく解説していきます。
- 転職エージェントと求人サイトの違い
- 転職エージェントを利用する流れ
- 転職エージェントのメリット・デメリット
- 転職エージェントを使うのが向いている人
- 転職エージェントを最大限有効に使うには？
転職エージェントとは
フリーターからの就職や転職を希望する人の転職活動をサポートしてくれる会社が、転職エージェントです。
転職エージェントが就職・転職のサポートをしている内容は、会社によって多少違いはありますが、主に提供しているサービスは以下の通りです。
- 求職者のカウンセリング
- 求人情報の提供、紹介
- 求人企業との仲介
- 履歴書や職務経歴書の添削サポート
- 面接対策のアドバイス
- 給料の交渉
転職エージェントには、就職・転職のプロが在籍しているので色々なアドバイスが貰えます。
無料で利用できるうえに、時間の節約にもなるので上手く活用しましょう。
まずは、就職や転職をする時によく利用する求人サイトとの違いを説明します。
転職エージェントと求人サイトとの違い
リクナビやマイナビといった求人サイト（転職サイト）と転職エージェントの違いを表にまとめました。
| 項目 | 転職エージェント | 求人サイト |
|---|---|---|
| 転職成功率 | 確率は高め | 自分次第 |
| 募集求人数 | 非公開求人あり | 求人数は多い |
| 応募できる求人数 | 絞られた企業に応募 | 好きな企業を選べる |
| 求人の質 | 厳選されている | 見分けが必要 |
| 気軽さ | 担当者と連携が必要 | 自分のペースで |
| アドバイス | サポートあり | |
| 情報収集 | サポートあり | 自分で調べる |
| 日程調整 | サポートあり | 自分で調整する |
| 面接対策 | サポートあり | 自分で練習する |
| 年収交渉 | サポートあり | 自分で交渉する |
- 就職・転職活動を自分でやるのか、サポートを受けながらやるかの違いです。
求人サイトは、いつでも誰でも閲覧できるので求人の数が多いのがメリットですが、質の見極めが必要です。
また、書類の作成や面接対策など自分で全てやる必要があるので、慣れていないと苦労してしまいます。
一方の転職エージェントは、無料で専門であるプロのアドバイスが貰えたり、非公開の求人情報を持っています。
自分で探したり調べる時間の節約にもなるので、特に仕事をしながら転職を考えている人にはおすすめです。
また、転職エージェントに登録をしたからといって必ず転職をしなければいけないということもありません。
仕事を探している人にとっては、良いことづくしのサービスですね。
転職エージェントはなぜ無料で利用できる？
転職エージェントは、無料で利用できる点が最大のメリットです。
転職希望者が無料で利用出来る理由は、企業から報酬を受け取っているからです。
一般的によくみる転職サイト（求人サイト）は、企業が求人情報を掲載する時にお金がかかりますが、転職エージェントの場合は、採用が決まってから企業からお金を受け取る成果報酬型です。
ただ一部の転職エージェントでは、個人情報や転職に関するコンサルティングなどのサービスを有料で提供している場合もあります。
転職エージェントの利用する流れ
転職エージェントを利用する場合の転職活動の流れは、一般的にこのようになります。
転職エージェントのサイトから名前や年齢、職歴、希望する転職先の業界や収入などの情報を登録します。
スマホから数分あれば登録出来るので、ちょっとした空き時間でも簡単に出来ます。
転職エージェントの担当者が入力された情報を確認して、サービスについて説明があります。
実際に会ったりビデオミーティングで、もう少し具体的な内容や希望条件等をヒアリングがあります。
ヒアリングした内容を踏まえて、転職活動をどのように進めていくのかを検討してくれます。
転職エージェントがいくつか会社を選んでくれるので、応募するかどうか検討します。
応募する時に必要な履歴書や職務経歴書などの内容を添削してくれます。
実際に応募すると決めたら、転職エージェントが求人を出している企業に連絡を取ります。
書類選考のやり取りや、面接の日程などを調整してくれます。
内定が決まったら、転職エージェントから連絡があります。
希望によっては年収の交渉なども代わりにやってくれます。
今すでに働いていて退職しづらい人には、退職の交渉をサポートしてくれる場合もあります。
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントのスタッフは、転職活動においてはプロなので利用するメリットを紹介します。
転職活動をするにあたって、やはり自分に合った会社を見つけることが第一です。
無料で利用できる
転職エージェントは、無料で利用できるところがほとんどです。
成約した場合に、会社から報酬が貰えるので、転職する人にとって無料というサービスはとてもありがたいですよね。
業界の動向や企業の特性など情報が手に入る
転職エージェントを利用することで、転職に関する知識や情報を入手できます。
転職市場や業界の現状や企業の雰囲気、採用プロセスの特徴などの情報は、転職活動をする上で欠かせないものです。
自分がこれまでいた業界でも、他社はどのような感じで仕事をしているのか。別の業界でも直近ではどのような動向なのか、これからの展望などは常に知識と情報を入れていますので、そういった情報が簡単に手に入るのは貴重です。
転職専門のプロに相談が出来る
転職エージェントでは、転職に関するコンサルティングのプロが在籍しているので、成功するために色々なアドバイスを受けることが出来ます。これまでに何百人、何千人という数をこなしているのでその人に合った会社や業界も熟知しています。
自分では手に入らない情報やアドバイスも的確にもらえるのはとても心強いですね。
求人情報を絞り込んで提案してもらえる
転職エージェントは、利用者の希望条件やキャリアプランをもとに、条件にマッチする求人情報を絞り込んで提案してくれます。広く取り扱われている求人情報の中から自分に合った求人を見つける手間が省けるため、転職活動を効率的に行うことができます。
非公開求人も紹介してもらえる
ハローワークや転職サイトに掲載されていない非公開の求人を紹介してもらえます。その理由としては、「企業の事業戦略」と「採用の効率化」です。
「企業の事業戦略」では、競合他社に人材が不足している、あのポストの人材を募集して事業に力を入れるのか？など事業戦略が外に漏れてしまう場合があります。これを防ぐために非公開にしています。
「採用の効率化」は、大企業などが募集すると大量に応募が殺到してしまいます。人事担当者も選考だけで何日もかけるのは効率が悪いので、初めから転職エージェントへ依頼して希望の人材を効率的に採用できるわけです。
応募書類の作成アドバイスがもらえる
転職活動の一番大変であると言われている「応募書類」の添削や記入方法のアドバイスがもらえます。
第三者にチェックしてみてもらえるので、採用担当者が魅力を感じる書類になります。それもプロがチェックしてくれるので、選考も通りやすくなる可能性も高めるでしょう。
もし転職エージェント経由で転職先が決まらなくても将来的に使えるので、これは使うべきです。
推薦状を送ってくれる
企業に推薦状を送ってもらえることがあります。
転職エージェントも、なるべく成約させたいという思いがあるので出来ることはとことんサポートしてくれます。
面接サポートが受けられる
転職エージェントは、面接が苦手な人向けに練習をしてくれます。書類選考が通っても、面接が苦手という人も多いのではないでしょうか。面接のアドバイスも受けられるので、苦手な人は絶対に利用したほうが良いサービスです。
採用企業側とのやり取りを省略できる
転職エージェントを通じて応募することで、採用企業側との直接やり取りを省略できます。転職エージェントが、応募者の履歴書や職務経歴書などを企業に提出することで、応募者は企業に直接履歴書を送る手間を省くことができます。
また、いざ採用が決まっても、給料体系、勤務条件、入社手続き、現在の退職など手続きがたくさんあります。特に給料の交渉というのはとてもやりづらい部分です。そんな交渉が苦手という人にとって、転職エージェントが全て代わりに行ってくれるのはとても楽ですね。
転職エージェントを利用するデメリット
転職エージェントを利用するデメリットは以下のとおりです。
- リスト応募するまで時間がかかる
- 自分のペースで転職活動を進めづらい
- 担当者の当たり外れがある
- レベルの低い転職エージェントもある
- 希望の求人に応募できないケースがある
- 採用企業との直接やり取りができない
- 転職エージェントの提案する企業が限られる
レベルの低い転職エージェントもある
会社によっては、レベルの低い転職エージェントもあります。
希望の求人に応募できないケースがある
転職エージェントもビジネスとしてサービスを提供しているので、あまりにも経験やスキルと違った希望条件を設定しても紹介できる求人情報がないということもあります。
希望する年収が高すぎたり、未経験者採用の少ない職種に実務経験なしで希望しても応募できないというケースがあります。
採用企業との直接やり取りができない
転職エージェントを通じて応募することで、採用企業側との直接やり取りを省略することができますが、その一方で、転職エージェントを介しての応募では、採用企業側との直接やり取りができなくなります。
これにより、企業の雰囲気や採用プロセスなどを直接知ることができず、転職先の選定において、自分にとって最適な企業を選ぶことができない可能性があります。
転職エージェントの提案する企業が限られる
転職エージェントは、自社が取り扱う企業の求人情報のみを提供することがあります。
そのため、転職エージェントを利用することで、提案される企業が限られることがあり、希望する企業が提案されない可能性があります。
転職エージェントを使うのがおすすめな人
- 転職を初めてする人
- 転職活動で失敗した経験のある人
- 在職中で転職活動の時間がなかなか取れない人
- 転職のアドバイスが欲しい人
- 企業側との直接やり取りが苦手な人
逆に、特定の企業に就職したいと決めている人や転職活動は自分のペースでやりたい！計画の管理や交渉などにも自信があるという人にはあまり向いていないと言えます。
転職エージェントを最大限有効に使うポイント
最大限有効に使うポイントとしては、総合型エージェントと特化型エージェントの複数サービスを併用して使うことです。
エージェントによって抱えている求人情報も限られているので、複数を併用して使うことによって選べる企業数も必然的に増えます。
タイプ別におすすめの転職エージェント会社を比較していますので、こちらの記事もご参考にしてみて下さい。
